「かつての私は、”致命的な” 習慣の
もとで教えていました」

  • 2023.04.26
  • SRU

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【リポート】第1回セミナー・松井英幸氏


60名以上の参加者で大盛況

かつて強豪の高校ラグビー部を率い、体罰、パワハラで訴えを起こされた経験を持つ松井英幸さん。セミナーでは自身の体験や、当時の思いも告白。「ハート」のテストで、参加者自身の気持ちや行動のタイプを理解。ママさんから他競技の運営者まで60人以上の参加者が集まった。

「熱心な指導者が力およばず最後は苦しい思いをする、他の関係者はその過程で陰で不満を言う。もし違和感があるなら、それはその指導者に直接伝えてやってほしい。そういう関係を周りと築くことができなかったのも、私の至らなかったところです」

4月2日、きゅりあん(品川区総合区民会館)で開かれたセミナー(主催/一社・SRU 品川区ラグビーフットボール協会)で、講師の松井氏は打ち明けた。

今回のセミナーで、松井さんはパワハラを引き起こす習慣、抑制する習慣をそれぞれ7つ挙げている。

▼致命的な7つの習慣
  • 批判する
  • 責める
  • 罰する
  • 脅す
  • 文句を言う
  • ガミガミ言う
  • 褒美で釣る
▼身につけたい習慣
  • 傾聴する
  • 支持する
  • 励ます
  • 尊敬する
  • 信頼する
  • 受容する
  • 意見の違いを交渉する

「ここ(致命的な…)にあるものを、私は、やり続けていました。100%これで私は指導されてきたし、成果を出していましたから」

「ただ、熱心な指導者が力およばず最後は苦しい思いをする、他の関係者はその過程で陰で不満を言う、が現状ならそれは解決をしてほしい。もし違和感があるならその指導者に直接、あなたから伝えてやってほしい。そういう関係を周りと築くことができなかったのも、私の至らなかったところです」

この日のフォーカスは「伝え方」にあった。

子(選手、部下、夫、妻など大切な人)の行動や考えを改めてほしいとき、自分はどんな言葉を使っているだろうか。ハートの描かれた紙で簡単にできるテストを実施、自らのタイプを知るワークにも取り組んだ。

たとえばラグビーを教える時、コーチとしての知識や経験の多い少ないには差がある。それでも、どんなコーチでも、伝え方なら工夫のしようがある。自分が身につけてきたネガティブな習慣をもし変えられれば、伝わり方が変わっていく。子どもや大切な人との関係にも影響がきっとあ表れる。

会の後にはコーヒー片手に「アフターマッチ・ファンクション」 参加者どうし、講師とも交流できます!

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